胆石の症状

胆石の症状

胆石の症状胆石は胆嚢内にある場合、ほとんど自覚症状がありません。胆嚢結石があっても、その23%は無症状だとされています。症状は、胆石が胆道に出てきてそこをふさいでしまったことで起こります。お一人おひとりによってかなり違った場所が痛くなり、痛みの種類も異なります。さらに閉塞した胆道が細菌感染を起こすと発熱といった症状も現れ、閉塞で黄疸が出る場合もあります。悪化した際の症状が風邪に似ているため、適切な治療が遅れると結石の症状が悪化してしまう可能性があります。

痛みの特徴

右上腹部を圧迫した際の痛みが特徴で、食後30分から2時間の間に起こる右上腹部の痛み、吐き気、嘔吐などがあります。
痛みを感じる場所はさまざまで、みぞおち、胃、背中、右肩、おへその下、腰回りなどがあり、右肋骨下の痛みが多くなっています。痛みの程度に関しても幅広く、強弱のある痛み、突然強い痛みに襲われる、重く鈍い痛みが続く、筋肉のこりのような痛みなどがあります。

感染を起こした際の症状

感染を起こした際の症状胆道が閉塞してたまった胆汁が細菌感染を起こした場合、発熱が症状に現れます。これが悪化すると急性胆嚢炎となりますが、風邪に似た38度以上の高熱や腹痛などの症状が出るため適切な治療を受けないと胆嚢炎の症状が悪化してしまいます。やっかいなことに、痛みなどの症状なく細菌感染が起こる場合があり、この場合は特に風邪と間違いやすくなってしまいます。痛みがない場合、判断が難しいのですが、右肋骨下の部分がお腹の他の場所より硬く感じられることがあります。

肝機能障害や膵炎にもつながる怖い病気

胆石によって胆汁がせき止められたり、胆嚢が炎症を起こして腫れると黄疸といった症状も現れます。白目や皮膚が黄色っぽくなりますので分かりやすいと言えますが、ミカンの食べ過ぎなどで黄色くなっている場合もあるので、採血して血液中に含まれる胆汁の色素“ビリルビン”を測定して診断します。
同じく胆汁の流れが悪くなって黄疸や肝機能異常などの症状を起こすことがあります。肝機能障害も血液中に含まれる肝逸脱酵素の測定(GOT/GPT、もしくはAST/ALT)で診断できます。
また、胆石は出口でひっかかることで急性膵炎を引き起こすこともあります。急性膵炎は、重症化すると多臓器不全を併発する可能性があり、注意が必要です。

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